ワインガルト醸造所

ローマ時代の遺跡が残るボッパルトを少し過ぎたあたりのライン河沿いの街シュパイ(Spay)に、ひっそりとたたずむワインガルト醸造所。

ドイツ13地域の中でも生産量の少ないこのミッテルラインという地域で、ドイツを代表するリースリングワインの名手として存在感を醸し出しています。ワインの販売には広告や宣伝に頼る必要はなく、当家のワインをこよなく愛する人々がワインを求めてひっきりなしに醸造所を訪れては買い求めます。そのため地元以外では手に入れにくく、弊社の取り扱いも極少量です。生産するほぼ全てワインが評価団体より金賞を受賞する強者ですが、良心的な価格設定、品質重視の一貫したワイン哲学を貫く当家は、ドイツでも一目置かれる実力派です。

当主フローリアン・ワインガルト氏は7代目にあたります。栽培するブドウの95%はリースリング種。ブドウの栽培から収穫まで全て手作業による徹底した品質へのこだわりは、ワインの透明感と味わい深さに現れます。所有する11ヘクタールほどの畑はボッパルト近郊の特級畑ばかりです。

2021年度版「アイヒェルマン誌4/5評価」を獲得。

VDP認定特級畑「Ohlenberug/オーレンベルク」から作られたワインには味わいに厚みがありながら中心に吸い寄せられる集中感があり、現在も瓶内にて熟成され今後のポテンシャルにも期待ができます。

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