ジモン・ビュルクレ醸造所

ともに醸造学を学び、思いをともにした親友同士により1991年に設立された醸造所です。創造力を持った独創性、品質への追及、そして自然への愛情を胸に設立から急成長を実現させました。しかし2003年と2013年、ともに歩んだこの二人がこの世を去り、現在の醸造所を受け継いだのはその息子たち、ダグマー・ジモン氏とヨハネス・ビュルクレ氏。そして今ではこのヘシッシェ・ベルクシュトラーセ地域ではリースリングを代表品種とするトップクラスのワイナリーとして認知されています。

2000年以上前のローマ帝国時代より温暖で風光明媚なこの土地は「ストラータ・モンターナ/山の道」という名で親しまれており、今の「ベルク(山)シュトラーセ(道)」という名の由来です。しかし山々は決して峻険なそれではなく、ブドウが植えられた南向き斜面を伴った高原であり、アーモンドや果樹の栽培も盛んで春は彩り豊かで美しく、訪れた者の目を奪います。

醸造所が位置するツヴィンゲンベルク村は中世さながらの小さな町。木組みの家、小さな教会と広場、狭い路地と入り組んだ小径。急こう配の階段を上ると、眼前に広がるのは当地域屈指の銘醸ブドウ畑です。周囲には美食の町として知られる村々があり、またユネスコ世界遺産でありドイツで最も古い建造物の一つ「ロルシュ修道院跡」も近く、ワインだけではない魅力が詰まったエリアです。

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