フォン・ヴィニング醸造所

脈々と受け継がれる伝統と革新への飽くなき挑戦

ワイナリーの歴史は19世紀初頭、そして1848年/49年にダインハート家により今の醸造所の前身となる「ダインハート醸造所」が誕生しました。その後1907年には娘夫婦のvon Winning/フォン・ヴィニング夫妻へと継承され夫のレオポルト・フォン・ヴィニング氏の情熱により、ワインの質は著しく向上しました。そして「フォン・ヴィニング」は高品質ワインの代名詞とも呼ばれるまで成長しました。第一次大戦後、醸造所の名称を「ダインハート醸造所」へ戻されますが、紆余曲折を経ながらも2007年、かつての栄光、輝きを取り戻すため再び「フォン・ヴィニング醸造所」として新たな一歩を踏み出したのです。 醸造所の再出発に貢献し、現在もチームを率いているのが最高責任者のシュテファン・アトマン氏。長年受け継がれてきた伝統を重んじるとともに最新の設備・技術を駆使し、ブドウ栽培や収穫、醸造など、ワイン造りの全てのプロセスに手を加えていきました。醸造所のチームが目指すのは大量生産とは一線を画す、唯一無二の個性を表現したワイン、グラスに注いだ瞬間から楽しんでもらえるワインです。

栽培する主要品種は70%を占めるリースリング、他にヴァイスブルグンダー、グラウブルグンダー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、さらに黒ブドウのシュペートブルグンダーも栽培しています。2008年よりすべての畑でビオディナミ農法を実践、化学肥料は一切使用していません。所有する約52ヘクタールの畑は5つの村、20の畑にまたがり、9つのエアステ・ラーゲ、11のグローセ・ラーゲを含みます。テロワールを重視する姿勢は「自然を尊重しできるだけ寄り添う」というレオポルト・フォン・ウィニング氏の哲学に由来します。その信念は今も変わることなくワイナリーに受け継がれ、フォン・ウィニングは高品質ドイツワインの担い手であり続けています。

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