醸造所の歴史は古く、1692年にヴュルツブルグ領主司教によって設立されました。ミュラー家の所有となってからは4代続き、現当主であるライナーミュラー氏が1991年に相続し今日に至ります。
マイン河沿いの豊かな自然に囲まれたワインの町「Volkacher/フォルカッハ」にて、フランケンを代表する1級区画から上質なワインを生産しております。
数多くのメディア、ワインガイド誌にも取り上げられ、2017年度アイヒェルマン誌ではベスト白ワイン醸造所に選出、2021年度版アイヒェルマン誌において星5つの内星4.5を獲得。Silvaner trocken Volkach Ratsherr 2019er は同誌にて90点以上の評価を受けるなど今後も期待が高まります。
収穫は手摘みにて上質なブドウのみを選別収穫し、醸造施設へと運ばれます。低温でじっくりと発酵された後、時間をかけて熟成させるためワインのアロマは豊かになります。貝殻石灰土壌とジルヴァーナの相性はよく、ほのかな塩味に加えてミネラル由来のみずみずしさを前面に感じることができます。Max Müller1が手掛けるワインはまさに”丹念に磨き上げられた球体”のような完成されたストラクチャーがあり、飲み手の感性は研ぎ澄まされることでしょう。ドイツ国内でもジルヴァーナの銘醸地であるフランケン地方において高評価を獲得し続けるMax Müller1の今後にもご注目ください。