北緯度最北の赤ワイン産地アール。ドイツワイン13地域の中でも最小の産地の一つで、産出されるワインの多くが外に出ることなく地元消費されます。ライン河の支流アール川は谷間を蛇のように縫うように進み、山間の渓谷に植樹されたブドウ畑が織りなす風景は山の自然の一部、一体となっているように望めます。まさに秘境とも言える、訪れた者を魅了する神秘の風景。最北という言葉から、冷涼な風土というイメージを抱いてしまいますが、南向きの傾斜は夏場40度近くにもなるブドウ栽培に適した地域です。かの地で最も多く栽培されるのはシュペートブルグンダー種。全体の6割以上を占めます。
ブルグガルテン醸造所は4代目の当主パウル・シェーファー氏、そして5代目の3人の頼もしい息子たちにも支えられ、地域を代表するワイナリーへ成長しました。当家自慢のワインはもちろん、地域の代名詞と言われるシュペートブルグンダー種による赤ワイン、例年数々の賞を受賞しています。そして当主シェーファー氏が「毎日飲むほど好き」という、珍しいアール産シャルドネの取り扱いも開始いたしました。
2019年よりVDP加盟。
2021年度版アイヒェルマン誌では「Sehr gue Erzeuger/非常に良い生産者」の評価を受けるなど今後も注目の蔵元。