リサ・ブン醸造所

若き夫婦により運営され、発展著しい醸造所。当主は奥様のリサさん。ガイゼンハイムワイン大学を卒業し各国で遍歴修行の後、2011年に両親が営むワイナリーを引き継ぎ、2013年に「リサ・ブン醸造所」として新たなスタートを切りました。

ラインヘッセン地域の一大ワイン産地ニアシュタイン村を中心に「Hipping/ヒッピング」「Oelberg/エレンベルク」「Orbel/オアベル」等の産地を代表する特級、一級畑を所有し、現在では21haに渡り栽培しております。土壌は個性豊かな「Roter Hang/ローターハング、Rotliegend/ロートリーゲント」が基調。ミネラル、鉄分豊富で真っ赤に染められた赤い土壌はワインに旨みとコク、塩味、スパイシーかつジューシーで厚みのある果実味を持たせます。

「ケラー(セラー)での仕事はブドウ、ワインの品質を高めることではなく、いかにそのポテンシャルを維持するかにあります。そのため最高のブドウを最高な状態で、丁寧に手摘みで収穫することが必要です。当家では徹底的に手作業にこだわり、収穫はもちろん手摘みです。そして、発酵にはブドウ畑、ケラーに生息する天然酵母の力のみを利用しアルコール発酵させています。生産するワインはほぼ辛口。木樽との相性が良いと判断する果汁には小さいバリック樽で熟成させ、ワインの要素の一つとして「木」のニュアンスを含ませることもワイン造りの大きなポイントとして挙げられます。」

二児の母として、注目度の高い醸造家として日々奮闘中のリサ・ブンさん。茶目っ気たっぷりで遊び心も忘れない彼女のワインは、きっと飲む人に喜びをもたらしてくれるでしょう。

2021年度版「アイヒェルマン誌3.5/5」の評価を獲得。今後さらなる発展が期待されます。

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