フランツェン醸造所

ヨーロッパで最も急傾斜として知られる「カールモント」を有する蔵元。65度の斜面は、見上げるとほぼ絶壁です。機械での作業が不可能なこの畑での作業は全て「非効率な」手作業であり、命の危険を伴った重労働です。 2010年、この絶壁のような急斜面の開墾にあえて挑戦し人生を捧げたウルリヒ・フランツェン氏が不幸な事故により急逝、醸造所はガイゼンハイムワイン大学で醸造学を学んでいた息子のキリアン・フランツェン氏に託されることになりました。「迷ったり考えたりする時間もなかった、ただ前を向いて進むしかなかった。しかしその先には、仲間と味わえる大きな喜びと幸せが待っていた。(キリアン)」一筋縄ではいかない過酷な環境の中でのワイン作り、自分にしかできないという自負と自信、誇りをもっている姿に敬意を表して頂きたいワインです。所有の10haのうち5haがこのカールモント。年間生産9万本、最大斜度65度、栽培品種リースリング90%、ヴァイスブルグンダー5%、エルプリング5%、スタッフ4名、手仕事100%。

各ワインガイド誌では既に高評価を得ており、今後もさらなら活躍が期待されます。
「4/最高5 Eichelmann誌」
「3.5/最高5 Vinum誌」
「3/最高5 Gault Millau誌」

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