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ゼルバッハ・オースター醸造所 2021年 モーゼル産
リースリング種 白 辛口
Weingut Selbach-Oster 2021er Mosel Riesling QbA trocken
当家のワイン業は1600年まで遡ります。現当主のヨハネス・ゼルバッハ氏は妻のバーバラ、息子のゼバスティアンとともに、世界へ発信するドイツ最高峰のモーゼル産リースリングを目指し、生産しております。所有する畑は醸造所が位置するツェルティンゲン村の「シュロスベルク」「ゾンネンウーア」「ヒンメルライヒ」を始め、著名なヴェーレン村の「ゾンネンウーア」、グラーハ村「ドームプロープスト」、ベルンカステル村の「ブラーテンホーフヒェン」「マティアスブリュンヒェン」といったモーゼル中流域を代表する特級、一級区画ばかり、24ヘクタールに及びます。その98%がリースリング種であり、フィロキセラ禍以前の自根のリースリングが残る他、平均樹齢40年以上の古木から類稀なリースリングワインを生産しております。
機械が入れないモーゼルの粘板岩の急斜面において人の手による「可能な限りの手作業」を施すこと、そして手摘みによる丁寧な収穫後の発酵からは「なるべく手を加えず見守る」という理念を持ち、ワイン自体が上質なワインへと発展していく行程をそっと見守るべきだとヨハネスは語ります。天然酵母による発酵、伝統的なモーゼルのフーダー樽(1000リットル)を重宝しつつ、ステンレスタンクも併用。『アイヒェルマン誌』では4.5星の高評価。
溌剌とした酸味、ジューシーな果実味、軽快な飲み口、ミネラリック、程よいアルコール感。