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フォン・ヴィニング醸造所 2022年 プファルツ産
"フリードリヒ1849" シュペートブルグンダー種 赤 辛口
Weingut von Winning 2022er Pfalz "Friedrich 1849" Spätburgunder trocken
暖かな日差しと過ごしやすい気候に恵まれたプファルツ。ブドウ以外の果樹園も多く、豊かな実りに恵まれた大地です。 こちらのワインはベーシックなラインナップながら、醸造所のワイン作りへの哲学が感じられる一本と言えます。「Friedrich(フリードリヒ) 1849」と名付けられ、1849年に現在のフォン・ヴィニング醸造所の前身となるDr.ダインハート醸造所を設立させたフリードリヒ・ダインハート氏の名前に因みます。功績のある人物の名を冠したワインを上位カテゴリーではなく敢えてグーツワインとしてリリースしているのも、ベーシックなラインアップにも妥協のないワイン哲学、そしてリリースする全てのワインへ、一貫して高い品質を持たせるという熱意を忘れないためだと感じます。
2008年よりすべての畑でビオディナミ農法を実践、化学肥料は一切使用しておりません。畑で育ったブドウ本来の果実味が大切にされ、シンプルながら素直な品種の個性が表現されたシュペートブルグンダーです。伝統的ドイツ産赤ワインかくありき、と言いたげな、ドイツらしい柔らかな口当たりと涼し気な余韻、奇を衒うことの無いクリアーでダイレクトなブドウ本来の味わいに安心感を覚えます。「ドイツらしいシュペートブルグンダー」に戻りたくなったら、このワインがお勧めです。