【b-19】
フランツ・ケラー醸造所
2021年 バーデン産 "シュロスベルク"
グラウブルグンダー種 グローセス・ゲヴェクス 白 辛口
Weingut Franz Keller
2021er Baden Achkarren Schlossberg
Grauburgunder Großes Gewächs trocken
ドイツ・フランス国境の町ブライザッハや国境沿いに流れるライン川を見下ろすような位置にあるAchkarren/アハカレン村の特級畑Schlossberg/シュロスベルク。シュロス(城)ベルク(丘)という名はドイツのワイン畑の名として頻繁に登場しますが、その実、丘の上に聳え立つ城の麓に広がる銘醸地であることがほとんどです。アハカレン村には13世紀に存在していたとされるへーインゲン城が、その城址も19世紀にはワイン畑の拡張整備に伴い姿を消し、今は一部の址とともに畑名としてその名残を残します。かつての火山活動によって隆起した火山性土壌の急こう配の斜面にブドウが植わり、平均樹齢は45年ほどの古木です。
塩気のあるミネラル感、ナッツや柑橘が香る穏やかなアロマ、ほのかな木樽由来のニュアンス、艶のある宝石のように緻密で密度の濃い果実味。ドイツorオーストリア産オーク樽にて12か月、その後ステンレスタンクで6か月の熟成。世界に発信する最上質グラウブルグンダーです。