ヴァイスブルグンダー特集

【これを飲まずにドイツは語れない!? ヴァイスブルグンダー】

ドイツを代表する品種と言えば・・・リースリングやジルヴァーナーがまず挙げられるでしょう。しかし忘れてはいけないとっても大事な品種、それが「ヴァイスブルグンダー/(ピノ・ブラン/ピノ・ビアンコ)」です! 国際品種として知られるこのヴァイスブルグンダーですが、世界全体の生産量のうち、ダントツで、実はここ、ドイツで作られています!※1しかもその生産量は年々微増。まさに、ますます注目度UP!の品種でしょう。バーデンやプファルツ、ラインヘッセンを中心に盛んに作られ、モーゼルやナーエ、ミッテルラインといったリースリングのイメージの強い産地、はたまたフランケンやヴュルテンベルクでもしっかりと作られ、ワイナリーのワインリストには必ずといっていいほどオンリストされています。

「ワインの風味はいかに・・・」

「ニュートラルで控えめな性質、だからブレンド用」そんな説明がされることがあります。いえいえ、産地や作り手、仕立て方によって変幻自在、飲み手を飽きさせないだけではなく、あらゆる食事とも合わせやすい強力な相棒、と表現した方が良いでしょう。ハーブや柑橘系、洋ナシや青りんごのニュアンス、若い時は花の香りとリースリングを思わせる心地よい酸とほのかな苦み、熟成すればナッツや蜜、アプリコットや熟した黄桃のように。ステンレス樽で熟成し果実味がみずみずしく仕立てられたもの、どっしりと重厚で樽熟させたもの、ボトルによって多様な風味を楽しむことができます。つまり、軽快でフレッシュな飲み口のものから、飲みごたえ抜群のパワフルなワインまで、そして、貴腐菌との相性の良さからドイツでは貴腐ワインという最上級のデザートワインまで作られているのです!ドイツではこの多様性も余すところなく活かされています。

※1:ドイツ5700ha、イタリア2000ha弱、オーストリア2000ha弱、フランス1200ha

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