シュテファン・マイヤー醸造所

ドイツラインラント・プファルツ州の南西部、南部ワイン街道(Weinstrasse)に位置する町ロート(Rhodt)。美食、また芸術の町としても知られ、主産業であるワインと融合させたイベントも各種開催される豊かな町です。

この地で1700年代よりブドウ栽培を生業としてきたマイヤー家。現在あるワイナリーを設立したのが1954年、現当主の祖父にあたるカール・マイヤー氏でした。2011年にシュテファンの手に委ねられ、伝統的な作りを尊重しつつも各国での修行により得た技術を生かし、必要な改革を加えながら今に至ります。気候変動への対応により、栽培するブドウ品種もシラー、カベルネ・ソーヴィニョン等、以前ではドイツで見られなかった品種の栽培にも少量ずつ開始しました。

2019年より本格的に有機栽培へ移行、2021年ヴィンテージより認証付きワインとなりました。畑では化学肥料、除草剤を使用せず、畑の畝は草で覆われています。長期間丁寧に育てられた高品質なブドウのみ手作業手摘みにて収穫が行われます。テロワールが反映されたワインを目指し、醸造においても「本当に必要なこと以外は手を入れない」ことをモットーとし、人工的に培養された酵母も使用しておりません。

2018年『Selection/セレクション』誌では「2018 Pinot winery of the year」を獲得しました。また『Fallstaff/ファルスタッフ』誌、『Gault Millau/ゴーミヨ』誌、『Vinum/ヴィヌム』誌、『Eichelmann/アイヒェルマン』誌など、各ワインガイド誌おいても紹介されており、近年注目度が増している新進気鋭の作り手です。

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